AGA治療を受ける方法には、クリニックに足を運ぶ対面診療と、スマホやPCで診察を受けるオンライン診療があります。
どちらが優れているという話ではなく、向き不向きがはっきり分かれます。この記事では判断材料を整理します。
それぞれの流れ
対面診療の流れ
- クリニックを予約する
- 来院して問診・頭皮の状態を診てもらう
- 必要に応じて血液検査を受ける
- 治療方針の説明を受ける
- 薬を処方してもらう
- 以降、定期的に通院する
オンライン診療の流れ
- Webやアプリで予約する
- 事前に問診票を入力する
- ビデオ通話などで医師の診察を受ける
- 治療方針の説明を受ける
- 薬が自宅に配送される
- 以降、オンラインで再診を受ける
違いが出るポイント
時間と移動
オンラインの最大の利点です。移動時間がゼロで、待合室での待ち時間もありません。診察自体は短時間で終わることが多く、仕事の合間や自宅から受けられます。
対面は、通院のたびに移動時間と待ち時間が発生します。ただし、近所に通いやすいクリニックがある場合は、この差は小さくなります。
人に見られる可能性
AGA治療は、周囲に知られたくないと考える人が少なくありません。
オンラインなら、クリニックの待合室で誰かと会う心配がありません。薬の配送についても、梱包に配慮しているサービスがあります。気になる場合は、梱包の外装表記がどうなっているかを事前に確認しておくとよいでしょう。
診察の精度
ここは対面が有利な部分です。
医師が直接、頭皮や毛髪の状態を目視で確認できます。マイクロスコープなどの機器を使った観察ができる場合もあります。
オンラインは画面越しの確認になるため、照明やカメラの画質に左右されます。頭皮の細かい状態を見てもらいたい場合や、AGA以外の脱毛症の可能性を確認したい場合は、対面のほうが適しています。
血液検査
AGA治療薬は肝機能に影響する可能性があるため、血液検査を行う場合があります。
対面なら、その場で採血できます。オンラインの場合は、検査をどう扱うかがサービスによって異なります。検査を実施しない方針のところ、提携医療機関での受診を案内するところなどがあります。
自分が検査を受けたいと考えるなら、この点は必ず事前に確認してください。
薬を受け取るまでの時間
対面は診察後にその場で受け取れることが多く、オンラインは配送を待つ必要があります。継続処方では大きな差になりませんが、初回はタイムラグが生じます。
副作用が出たときの対応
見落とされがちですが重要です。
副作用の可能性がある症状が出たとき、すぐに相談できる窓口があるかを確認しておいてください。対面なら受診すればよいですが、オンラインの場合は再診の予約が取りやすいか、チャットなどの相談手段があるかが分かれ目になります。
比較表
| 項目 | オンライン診療 | 対面診療 |
|---|---|---|
| 移動時間 | 不要 | 必要 |
| 待ち時間 | 少ない | 発生しやすい |
| 人目 | 気にならない | 気になる場合がある |
| 頭皮の観察 | 画面越し | 直接確認できる |
| 血液検査 | サービスにより異なる | その場で可能 |
| 薬の受け取り | 配送を待つ | その場で受け取れる |
| 地方在住 | 選択肢が広い | 通える範囲に限られる |
向いている人
オンラインが向いている人
- 平日に通院する時間が取りにくい
- 近くに専門のクリニックがない
- 待合室で人に会いたくない
- 治療内容がある程度決まっていて、継続処方が中心
対面が向いている人
- 頭皮の状態をしっかり診てもらいたい
- AGA以外の脱毛症の可能性も確認したい
- 血液検査を含めた管理を受けたい
- 対面で相談しながら決めたい
併用という選択肢
初回は対面で診察と検査を受け、状態が安定してからオンラインで継続処方を受けるという進め方もあります。
診察の精度と通院の手間を両立させる方法として、検討する価値があります。
確認しておきたいこと
どちらを選ぶ場合でも、次の点は事前に確認しておくことを勧めます。
- 診察料・薬代・検査費用の内訳
- 契約期間の縛りと解約条件
- 血液検査の扱い
- 副作用が出たときの相談方法
- (オンラインの場合)配送の梱包と配送頻度
まとめ
- オンラインは時間・移動・人目の面で有利
- 対面は頭皮の直接観察と検査の面で有利
- 血液検査の扱いはサービスごとに異なるため要確認
- 副作用時の相談体制を必ず確認する
- 初回対面 → 以降オンライン、という併用も選択肢
自分の生活スタイルと、治療に何を求めるかで選んでください。判断に迷う場合は、医師に相談したうえで決めることを勧めます。
免責事項
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の医療機関やサービスを推奨するものではありません。医学的な診断・治療の代わりになるものではありません。診療形態や検査の扱いは医療機関ごとに異なります。実際の治療内容・費用・リスクについては、必ず各医療機関の説明を受けたうえでご判断ください。
参考
- 厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」
- 日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」


コメント